アートメイクTips:ボトックス・眉下切開

アートメイクとボトックス注射の関係

まず、ボトックス注射とは・・・

ボツリヌス神経毒を応用し、神経と筋肉の間の伝達物質の放出を阻害することで、筋肉の過緊張を和らげる治療です。ボトックスは、しわを作っている筋肉に直接注射するので、皮膚の内部からしわ・たるみを消します。今あるしわを改善するだけでなく、これからできるしわが深くなるのを予防する効果もあります。

また、仕上がりは注射の量や打ち方によって変化します。「表情の使い方」「過剰皮膚の量」「皮膚の質」など、様々な点を考慮して注入を行うことが求められるのです。そうでなければ、相互の作用によって思わぬ結果を招いてしまいます。

額のボトックス注射で眉がつり上がる現象は時々見受けられます。

なぜ、そうなるのか?

ボトックスの薬理作用は神経麻痺ですから、額の広範囲にボトックスを作用させるとまぶたが下がってしまう、いわゆる眼瞼下垂症が起こり易くなります。

そこで、眉の外側の上方にはボトックスを注射しないように教科書に書いてあるわけで、これを忠実に守ると、眉の外側は上がり、眉間の部分はボトックスが作用するため上がらなくなります。相対的に眉が釣り上がる、といった訴えになるわけです。

眉間の筋肉は寄せる方向に動く皺眉筋と、上に挙げる前頭筋、下に下げる鼻根筋があります。ボトックスで眉間のしわを抑えると、左右から寄る力と下げる力が抑えられる場合が多く、その為に、眉間が下がって目と目の間に横じわが出来たり、眉間部だけ動かず、眉毛は上に上がる為に吊り眉(スポック・ブロー)になることがあります。

では、アートメイクを受けるに当たっての注意事項は?

ボトックス注射の効果は、注入後2~3日から発現し、2~3週間後にピークに達し、約3~6か月くらい持続します。アートメイクをお受けになる少なくとも1ヶ月以内のボットクス注射はお避けいただいたほうがよろしいでしょう。

また、初めてアートメイクを行う方は、2回目終了までの期間はボットクス注射をお控え下さい。

アートメイク後にボトックスをお受けになる際には、一時的に眉がつり上がることがあると認識してお受け下さい。(これは、アートメイクに関わらず起こることですが・・・)

当院では、皮膚科・形成外科医のもと、知識も経験も豊富な看護師が施術に当たりますので、ボトックスとアートメイクの相関関係も熟知しおります。

眉毛切開とアートメイク

瞼の余分なたるみを、眉毛の下で切る手術のことを眉下切開といいます。瞼の切開より腫れも少なく、傷跡も目立ちにくい為、美容外科、形成外科では一般的によく行われる手術になります。

個人差はありますが、傷跡は数ヶ月から数年で目立たなくなりますが、余分な皮膚を切除しているため、眉と目の間隔は狭くなり、眉毛の形も変わります。このような手術をされる方の多くは、美意識が高い方が多いので、既に眉のアートメイクをされていらっしゃる方もとても多くいらっしゃいます。当然のことながら、手術後は入れた眉の形が変わってしまいます。たるみが多く、皮膚の切除量が多かった方は、手術後、眉の形がハの字になってしまい、慌てていらっしゃる方も少なくありません。

眉下切開をされる先生の中には、次にアートメイクでカバーしやすいように、切除部分を眉が八の字にならないように考慮されたり、傷跡が一直線にならないように工夫される先生もいらっしゃり、その後のアートメイクでの傷跡のカバーがとてもやりやすいです。