形成アートメイク

乳輪再建

アートメイクは、単に眉・アイラインなどのメイク的要素だけでなく、無毛症や口唇裂・手術後の傷跡などにもカモフラージュとして広く用いられています。また、乳癌によって乳房を失った方には手術で乳房再建を行い、その後の乳輪再建に皮膚移植やアートメイクが用いられています。

2010年現在、日本の乳癌患者数は45600人。女性の20人に1人の割合であり、2019年には、24%増の56400人になると言われています(データモニター製薬市場分析レポート)。

女性にとって、乳癌に対する手術などの治療はもちろんのこと、乳房の喪失は精神的にも身体的にも苦痛であり、大きな負担となっています。乳房の再建には乳頭・乳輪の再建が不可欠です。より自然でより完全な乳房を取り戻すことにより、日常生活の質の向上につながり、自信を持って日々を送ることにつながることでしょう。

今日の乳頭・乳輪再建医療は、目覚しい技術の発展と医療関係者の真摯な努力により、反対側からの乳頭移植や人工骨を用いた乳頭再建、大腿部などの皮膚移植による乳輪の再建などがあり、完成度の高いものになっています。しかしながら、これらの再建手術を行うことにより、皮膚移植時の移植部の皮膚ダメージや移植元の皮膚ダメージ、移植部の縫合跡が残るリスクがあります。

ところが、アートメイクによる乳輪の再建は、移植手術のような身体的負担はなく、皮膚のダメージや移植部の縫合跡が残るリスクがありません。ただ、新陳代謝等により、染色後に一定期間が経過すると色調が徐々に薄くなっていきます。その際はアートメイクの追加が必要になります。

アートメイクに携わった20年のキャリアと看護師としての知識と経験を、乳輪再建をお考えの方々に提供できればと思っております。

乳輪再建症例

アートメイクによるカモフラージュ

乳輪縮小術(乳輪の外側の皮膚を切除し乳輪を縮める方法)

乳房に対し、乳輪が大きいため、乳輪を小さくすることを目的とした手術を乳輪縮小術といいます。様々な方法があるようですが、一般的には乳首の周囲をドーナツ状に切開し、縫い縮めます。

縫合したばかりのときは乳輪は小さくなったように見えますが、時間の経過とともに(半年程経過したのち)乳輪が外側に引っ張られ、元の大きさに戻ってしまうことも…

そして、乳首の周りには手術による傷が残り、目立ってしまうことが多いようです。そのままでは、傷が白浮きしてしまいますので、アートメイクによって本来の乳輪にちかいお色でカモフラージュが可能です。

症例

before

乳房に対して入林が小さいことがお悩みでご来院の方

after(1ヶ月経過後)

このうような場合、外側に出した部分が不自然にならないように仕上げることが難しいですが、自然に綺麗に仕上がりました。ご本人様も大満足されていました。頑張って外に出しすぎないこともポイントです!

2回目アートメイク施術後(3ヶ月経過)

アートメイクをすることにより、乳輪全体に傷がつけられるため、皮膚が瘢痕組織になり収縮します。そのため外側にぼやけたように広がっていた乳輪が2まわり程小さくなりました。ご本人も、手術後の傷も目立たず、乳輪の大きさも半分近くになられたと喜んでいらっしゃいました。